初めての方でも 簡単に出来る、3種類のもやい結びの結び方をご紹介します。
別名、ボウリンノットやブーリンノットとも呼ばれます。
簡単に大きさが調節可能な、強度のある輪が作れるのが特徴で、消防や船舶でも使用されます。
How to tie a 3 pattern bowline knot tutorial.
記事内で 使用した材料や道具などの詳細は、こちらをご参照下さい。
特徴
もやい結びの 「もやい」とは、船を繋ぎ止めて(係留する)ことを「もやう」と言うことからその名前が付いたとされています。
簡単に結べるのに 強度が高く、結びの王と呼ばれるほど 実用性が高い結び方です。
3種類の もやい結びの結び方を解説していきますが、結び方の工程が違うだけで最終的に出来上がる結び目はすべて同じ もやい結びになります。(結びやすい方など、お好みで選んでみて下さいね)
用途
バケツにロープを結び 水をくむときや、物干しロープを作る時に対象物に結び付けたり、船の係留や車の牽引などにも使えます。
また物を吊り上げたいときや、張り綱を樹木などに結び付けたいときにも使えます。
結び方①
では、通常の もやい結びの結び方をご説明していきます。
ロープの末端を 対象物の裏から右に通します。
通した後に 左右の紐は、下に下ろしておきます。
次に 左にある本線の紐で、輪を作ります。
この輪は、末端に繋がっている部分が 上になるように作るのがポイントです。
今度は、末端の紐を 裏から輪に通して、
左の紐の 裏から左へ、
そのまま 前から、輪に通します。
通したら、結び目を引き締めていきます。
引き締めました。
完成
これで、もやい結びが完成です。
結び方②
今度は、もやい結びの結び方(その②)をご説明していきます。
ロープの末端を 対象物の裏から右に通します。
通した後に 左右の紐は、下に下ろしておきます。
次に 左にある本線の紐で、輪を作ります。
輪は、末端に繋がっている部分が 上になるように作るのがポイントです。
今度は、左下の紐を 折り返した状態にして、
折り返した紐を 輪に前から通して右へ、
最後に 末端の紐を輪に裏から通して、下へ出します。
通したら、結び目を引き締めていきます。
本線(長い方の紐)を 手前に引いてから、
次に 末端の紐を奥方向に、引っ張ります。
引き締めました。
これで もやい結びの結び目が出来ました。
(結び方は違いますが、通常のもやい結びと 同じ結び目です)
完成
これで、もやい結び(その②)が完成です。
結び方③
最後に、もやい結びの結び方(その③)をご説明していきます。
ロープの末端を 対象物の裏から右に通します。
通した後に 左右の紐は、下に下ろしておきます。
次に 右にある末端の紐を前から左に移動させて、
そのまま 輪に下から通して、左に出します。
ここで 矢印の先の部分が、正面に来るようにします。
向きを 正面にしました。
今度は 長い方の紐(右の紐)を輪を作るように移動させて、末端の裏を通って左に出します。
すると、このような形が出来上がります。
最後に 末端の紐を長い方の紐の裏から左に出して、
上から、手前の輪に通します。
通したら、引き締めます。
引き締めました。
これで もやい結びの結び目が出来ました。
完成
これで、もやい結び(その③)が完成です。
こちらは以前ご紹介した、3種類のもやい結びの結び方!のYouTube(動画)バージョンになります。一応リンクも貼っておきます。https://youtu.be/tCpb-0XdFCA
まとめ
今回は、3種類の もやい結びの結び方をご紹介しました。
結んでみて自分の中でしっくり来る、覚えやすいと感じる方・結びやすい方の もやい結びの結び方を選んでみて下さい。
個人的には、結び方③も ややこしい工程がなく、覚えやすいなあと感じました。
では、最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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