【船乗りが 乗組員の引き上げ時に使った優秀な結び!】スペインもやい結びの結び方

スペインもやい結びの結び方
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その昔 船乗りが乗組員を船上に引き上げる用途にも使っていたロープワークです。

長い棒状の物など、長尺の対象物を 水平を保ったまま吊り上げたり、運搬する用途にも使えます。

今回は、スペインもやい結びの結び方をご紹介します。

How to tie a spanish bowline knot tutorial.

記事内で 使用した材料や道具などの詳細は、こちらをご参照下さい。


特徴

こちらは、左右に2つの輪が並ぶのが 特徴の結び方です。

その昔 船乗りが乗組員を引き上げる際に使っていたロープワークです。(2つの輪に、足を通して船上まで引き上げる用途に使われていました)


用途

こちらは、長い棒状の物や はしごなどを水平に保ったまま、吊り上げたりする用途にも使えます。

スペインもやい結びの結び方

対象物を2つの輪に引っ掛けて、引っ張ったりして運搬する際にも使われます。

 

「結び方の歴史・世界の結びと文化」についてまとめた、記事もございます。詳細は、こちらをご参照ください。


結び方

では早速、スペインもやい結びの結び方をご説明していきます。

スペインもやい結びの結び方

はじめに、ロープを 折り返した状態にしておきます。


スペインもやい結びの結び方

次に 折り返した部分を上に返すように、矢印のように移動させます。


折り返された部分を 上に返しました。

スペインもやい結びの結び方

ここで左右の輪の内側の部分を それぞれ左右(外側)に、ねじります。


スペインもやい結びの結び方

左右の輪を外側に、ねじりました。


スペインもやい結びの結び方

今度は左の輪を 上から右の輪に通して、右に出します。


左の輪を 上から右の輪に通して、右に出しました。

スペインもやい結びの結び方

すると、結び目が ねじれるので直しておきます。


ねじれを 直しました。

スペインもやい結びの結び方

ここで、上の左右の輪を 大きくしておきます。


スペインもやい結びの結び方

今 大きくした、上の左右の輪を

スペインもやい結びの結び方

下の左右の輪に、裏から通して下に出します。


スペインもやい結びの結び方

通したら、下に出した輪を残すようにして 引き締めます。


完成

引き締めたらこれで、スペインもやい結びの完成です。

スペインもやい結びの結び方

スペインもやい結びの結び方

 

 


ほどき方

ほどき方も、合わせてご紹介します。

スペインもやい結びの結び方

矢印の先の、一番上の部分の紐を 引きます。


引いていくと、

ほどくことが出来ます。


 

こちらは以前ご紹介した、てこ結び(引き解け式)の結び方のYouTube(動画)バージョンになります。一応リンクも貼っておきます。https://youtu.be/okZtp_lFPUo

 

「ロープの結び方を(画像&結び方の名前で)まとめた 図鑑形式の記事もございます。詳細は、こちらをご参照ください」


まとめ

今回は、スペインもやい結びの結び方をご紹介しました。

一度覚えると、そこまで難しくはない結び方かと思います。

長い棒状の対象物などを水平に吊り上げたり・吊り下げたり、引っ張って運搬する用途にも使えます。

とてもシンプルな結び方ですが、しっかりと強度もあり 優秀なロープワークですね。

興味のある方は、ぜひ試してみてください。

では、最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。


関連した結び方

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てこ結び(引き解け式)の結び方

 


 

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