用途は、キャンプやアウトドアでもテントやタープの張り綱(ガイロープ)の張り具合を自在に調節するのにも使用できます。
こちらの記事では、アジャスタブル・グリップ・ヒッチの結び方をご紹介します。
How to tie the adjustable grip hitch tutorial.
特徴
自在結び(トートラインヒッチ)やファリモンド・フリクション・ヒッチと同じ系統の結び方になります。
自在金具がなくても、ロープの張り具合を自在に調節できるのが特徴です。
用途
具体的な用途は、キャンプやアウトドアでもテントやタープの張り綱(ガイロープ)の張り具合を自在に調節できます。
また物干しロープなどを作る際に、ロープをピンと張りたい場合にも重宝します。
使い方
ロープをピンと張りたい場合は、反対側の末端を何かに結び付けておきます。
次に 輪の上の部分を引っ張っていくと、
このように輪が大きくなります。(さらに輪を大きくしていくほど、ロープ全体が短くなり ロープが張られていきます)
逆に 結び目を右にスライドさせていくと、ロープの張り具合が 緩んでいきます。(ロープ全体の長さが、長くなっていきます)
この動作で、ロープの張り具合を自在に調節できる仕組みになっています。(自在結びと比べると、アジャスタブル・グリップ・ヒッチの方が 張り具合の調節が簡単ですね)
調節した後に、長い方の紐(本線)を引っ張ったとしても 輪の大きさは変わりません。(引っ張られても、結び目がホールドされた状態になります)
結び方
では早速、アジャスタブル・グリップ・ヒッチの結び方をご説明していきます。
はじめに ロープを対象物の裏から右に通して、
そのまま 前から左上へ、
すると 数字の6のような形が出来ます。
ここからは、末端の紐を 輪の左上の部分に巻き付けていきます。(2回巻き付けます)
末端の紐を 輪に裏から通して下へ、
前から上へ、
また末端の紐を 輪に裏から通して下へ、
前から上へ、
これで、2回巻き付けました。
最後は 輪全体の裏から下へ、
通したら、上に輪が出来るようにしておきます。
末端を折り返した状態にして、
折り返した状態のまま、前から輪に通します。
通したら、引き締めます。
完成
結び目を引き締めたら、これで完成です。
解き方
ほどき方は、
末端の紐を引くと、
簡単に解くことが出来ます。
対象物に通さずに、先程と同じ結び目をするとこのような形になります。
出来た輪を対象物に、引っ掛けて使用したい場合に有効です。
こちらは以前ご紹介した、アジャスタブル・グリップ・ヒッチの結び方のYouTube(動画)バージョンになります。一応リンクも貼っておきます。https://youtu.be/FxgB5ffWHyg
こちらの動画での結び方は、最後に折り返さずに通して 結び目を作るタイプになります。
どちらの方法でも使用上問題ないので、お好みで選んでみて下さい。
まとめ
今回は、アジャスタブル・グリップ・ヒッチの結び方をご紹介しました。
結ぶときのポイントは、最後にしっかりと結び目を引き締めることです。
引き締めが不十分だと、結び目がゆるみやすく(移動しやすく)なります。
では、最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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