どちらも2本のロープを1本に繋げるための結び方になります。
今回の記事では、一重つなぎ（機結び）と、二重つなぎ（ダブルシートベンド）のメリットとデメリット・違いについて解説していきます。
どちらも、キャンプなどのアウトドアでも便利に使えます。ロープや紐が短い場合や、切れてしまったときにも役立ちます。
How to tie a sheet bend knot & double sheet bend knot tutorial.
記事内で 使用した材料や道具などの詳細は、こちらをご参照下さい。
上の画像が、一重つなぎです。
こちらの画像が、二重つなぎになります。
上の結び方が、一重つなぎで
下の結び方が、二重つなぎです。
二重つなぎは一重つなぎを応用した結び方なので、どちらも見た目は似ている感じですね。
用途
どちらの結び方も、2本のロープや紐を1本に繋げることが出来るのが、特徴です。
ロープが短い場合や、切れてしまった時、長さを足して使いたい場合などの用途に適しています。
メリットとデメリット
一重つなぎは、小さくコンパクトに結び目を作ることが出来るのがメリットです。（結び目が小さいので、その特性を生かして裁縫などで糸同士を繋ぐ目的でも使われます）
デメリットは、二重つなぎほどの強度はないという点です。（一重つなぎも決して、強度は低くはないのですが二重つなぎに比べると、低いといった感じです）
二重つなぎは、ロープが濡れていて滑りやすい場面でも安心して使えるというのがメリットです。（一重つなぎよりも、強度が高いのも特徴です）
デメリットは、一重つなぎよりも一工程結ぶ動作が増えるといった点です。
一重つなぎの結び方
ここからは、両方の結び方を解説していきます。（まずは、一重つなぎです）
はじめに、ロープの末端を右向きにしておきます。
次に 左上に、折り返します。
折り返しました。
もう1本のロープを 先程折り返した部分に、下から通して上に出します。
今度は、上に出した紐を 裏から左下に出します。
左下に出すときに、下の画像のように 上に輪を作るようにしておきましょう。
そのまま、上の輪に 前から通します。
あとは、結び目を引き締めます。
完成
結び目を引き締めたら、これで 一重つなぎの完成です。
裏面は、このような形です。
二重つなぎの結び方
ここからは、二重つなぎの結び方を解説していきます。
はじめに ロープの末端を右向きにしておき、
次に 左上に折り返します。
末端を 左上に折り返しました。
もう1本のロープを 先程折り返した部分に、下から通して上に出します。
今度は、上に出した紐を 裏から左下に出します。
左下に出すときに、下の画像のように 上に輪を作るようにします。
そのまま、上の輪に 前から通します。
上の輪に 前から通しました。（ここで結び目を引き締めると 一重つなぎが出来上がるのですが、ここから二重つなぎの結び方になります）
今度は、裏から下に移動させます。
末端を裏から 下に移動させました。
最後に、上の輪に 前から通します。
上の輪に、前から通しました。
あとは、結び目を引き締めます。
完成
結び目を引き締めたら、これで二重つなぎの完成です。
裏面は、このような形です。
以上が、一重つなぎと二重つなぎの結び方になります。
使い分け方
簡単・結び目をコンパクトにしたいなどの場合には、一重つなぎを選択、
より信頼性が欲しい・ほどけて欲しくないといった場合には、二重つなぎを選択すると良いでしょう。
こちらは以前ご紹介した、一重つなぎと二重つなぎの違い！のYouTube（動画）バージョンになります。一応リンクも貼っておきます。https://youtu.be/DNw6yJy0-aA
まとめ
今回は、一重つなぎと 二重つなぎの違いについて解説しました。
どちらも、ロープを繋げるための結び方になります。
一重つなぎは、簡単で結び目がコンパクト、
二重つなぎは、高強度で より信頼性を確保したい場合にも 使えるといった特徴があります
では、最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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