【パラコードクラフトの2色編みの時に必ず使う! / 1から10までやさしく解説!】今回の記事では、2色編みのブレスレットやキーホルダーなどを作るときに使うことの多い、パラコードのジョイント(溶着・接着)の方法、コツをご紹介します。
ジョイントとは、2本のパラコードをくっ付ける(繋ぐ)作業のことで、2色編みでパラコードを編み込むときに必ずと言っていいほどよく使います。
How to join two pieces of paracord.
ジョイントの方法
はじめにジョイントしたい、2本のパラコードの先端をライターなどで焼いていきます。
使用した道具類についてはこちらをご参照ください。
先端を炙って、溶かしていきます。
2本の両端をこのように焼いたら、
炙った断面をくっ付けていきます。
くっ付けたら、2、3秒待って、
指で、くっ付けた部分の周りを押さえるように、固めていきます。
上下左右、全方向を指でつまむように、しっかりと固めるのがポイントです。
この作業では、パラコードを焼いた部分を直接指で押さえるので、やけどをしないように十分注意して下さい。ずっと同じ部分を押さえるのではなく、指で押さえる、指を離す、を素早く繰り返すようにして指で固めていきます。
完成
先端を焼き、くっ付けて、指で周りを固めると、このようになります。
しっかりとジョイントされると、かなり強い力で引っ張っても、外れないくらいの強度があります。
(ジョイントした部分は、最終的に 編み目の中に隠れるので、多少見栄えが悪くても大丈夫です)
ジョイントするときのポイント
ジョイントするときのポイントは、
こちらは、パラコードの両端をわざとしっかりと焼かないで、くっ付けた場合の一例です。しっかり目に焼いてからくっ付けないと、全体が接着できずジョイント出来ていません。
両方の先端面、全体をしっかりと焼いてからくっつけるようにしましょう。
一方こちらは、くっ付けたあとに、指で押さえなかった場合の一例です。
このジョイントだと、くっ付いても少し引っ張ると外れてしまうくらい、強度がありません。
それに加えて、おうとつがあるため編み込んだときに、少しデコボコしてしまいます。なので、ジョイントするときは、くっ付けた後に必ず指で押さえて固めるのも、大切な作業となります。
ジョイントした後の流れ
ジョイントした部分は、ずらして折り返し、編み込んでいくのが基本となります。
金具に取り付けるとこのようになります。
一例として、平編み(コブラ編み)で編み込んでいきたいと思います。
ジョイントした部分の上から完全に編み込まれました。
ジョイントした部分の上から編み込んでいくと、強度はかなり高くなって、かなり強い力で引っ張ったとしても、外れなくなります。
ジョイントした部分は、必ず編み込みの中に入れるようにするというのがポイントです。
材質の異なるコードのジョイント
こちらは、左のパラコードがYouriadさんというメーカーの物で、
右が、Cheerlyさんというメーカーのパラコードをジョイントしています。
このように、それぞれ別々のメーカーのパラコードでジョイントすると、
しっかりとジョイントできたはずが、あっさりと取れてしまいました。
これは、メーカーの異なるパラコード同士をジョイントするときになりやすい現象です。
この2本のパラコードの材質は、ポリエステル製とナイロン製で異なるため、ジョイントが上手くいかないことがあります。
なのでできれば、ジョイントするときは同じメーカーのパラコードを使用するのが無難な選択かなと思います。メーカーが別々だと、必ずジョイント出来ないという訳ではありませんが、ジョイントしても簡単に外れてしまう場合があるので注意して下さい。
こちらは以前ご紹介した、パラコードでバックル ブレスレットの編み方!2色の平編み(コブラ編み)のYouTube(動画)バージョンになります。動画のはじめの方でジョイントの方法も解説しています。一応リンクも貼っておきます。https://youtu.be/lmyULRJN-yY
まとめ
今回の記事では、パラコードをジョイントする方法についてご紹介しました。こちらは、2色編みのパラコードクラフトを作る際、頻繁に使う技術なので覚えておくと便利です。
パラコードの主な材質はナイロンなどの化学繊維なので、ライターなどで焼くと溶けて、熱が冷めると固まるという特徴があります。この性質を利用してジョイントすることができます。
記事内でも触れましたが、ジョイントの際は、くれぐれもやけどをしないように注意して作業を進めて下さい。先端を焼き、くっ付けた後に、数秒待ってから指で固めると、少し熱が冷えていて、火傷しにくいかと思います。
では、最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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