2色のパラコードをジョイント(溶着)するときのコツ!How to Join Two Paracord

パラコードをジョイント 溶着 くっつける
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【パラコードクラフトの2色編みの時に必ず使う! / 1から10までやさしく解説!】今回の記事では、2色編みのブレスレットやキーホルダーなどを作るときに使うことの多い、パラコードのジョイント(溶着・接着)の方法、コツをご紹介します。

ジョイントとは、2本のパラコードをくっ付ける(繋ぐ)作業のことで、2色編みでパラコードを編み込むときに必ずと言っていいほどよく使います。

How to join two pieces of paracord.

筆者が 普段使っているパラコード(4mm7芯)https://amzn.to/3KARojh


火傷しないためのコツ

ジョイントの際に 火傷しないためのコツも、この後の記事でご紹介するので 良かったら参考にしてみて下さいね。


ジョイントの方法

パラコードをジョイント 溶着 くっつける

はじめにジョイントしたい、2本のパラコードの先端をライターなどで焼いていきます。

使用した道具類についてはこちらをご参照ください。


 

先端を炙って、溶かしていきます。

パラコードをジョイント 溶着 くっつける

2本の両端をこのように焼いたら、

炙った断面をくっ付けていきます。


くっ付けたら、2、3秒待って、


指で、くっ付けた部分の周りを押さえるように、固めていきます。(慣れない内は、素手で行うと火傷しやすいので、この後ご紹介する火傷防止の方法をぜひお試し下さい)

上下左右、全方向を指でつまむように、しっかりと固めるのがポイントです。

この作業では、パラコードを焼いた部分を直接指で押さえるので、やけどをしないように十分注意して下さい。ずっと同じ部分を押さえるのではなく、指で押さえる、指を離す、を素早く繰り返すようにして指で固めていきます。


完成

パラコードをジョイント 溶着 くっつける

先端を焼き、くっ付けて、指で周りを固めると、このようになります。

しっかりとジョイントされると、ある程度の力で引っ張っても、外れないくらいの強度があります。

(ジョイントした部分は、最終的に 編み目の中に隠れるので、多少見栄えが悪くても大丈夫です)


火傷しないためのコツ

ジョイントの作業では、焼いて溶けたパラコードの部分に直接指で触れるという関係上、どうしても慣れない内は指を火傷してしまうことがあります。

誰もが手軽に、やけどをせずにジョイント作業を行える方法がないものか 私なりに色々と考えたり、試してみました。

そこで たどり着いたのが、

指サックを指にはめて、ジョイント作業を行うというものです。(100均ダイソーの指サックを用意しました)

2つ使います。


ジョイントをする際に使う、親指と人差し指に

指サックを 装着します。(この後は、同様にジョイント作業を行います)


ジョイントしたいパラコードの 両端を焼いて、


くっつけて、


すぐに、指で周りを固めていきます。(素手の場合は、2、3秒待ってから固めるとご説明しましたが指サックをはめている場合は、すぐに触っても大丈夫です)


ジョイント部分の周りを指で固めたら、これでジョイントが完了です。

素手でジョイントを行うよりも、指サックを はめてジョイント作業を行う方が火傷(やけど)をしてしまうリスクがとても低くなるので 、おすすめですよ。


溶けたパラコードの一部が、指サックに くっ付くことはありますが、

ジョイントを行っていて、指サック自体が熱さで溶けてしまうような様子はありませんでした。

(指サックを装着した状態で、10回以上ジョイントを行って試してみましたが指サックが溶けている様子はありませんでした)

指サックの材質が、天然ゴムなので 使用後にゴム特有の匂いが指に付いてしまうことがありますが、それ以外はメリットしかないかと思います。


注意点

指サックをはめての ジョイント作業時の注意点は、

溶けたパラコードの接合面の、同じところをずっと掴んでしまうと 指サックをしていても熱いので注意してください。


なので 指サックをしていても、

指で掴む、

指を離す、という動作を素早く行って くっ付ける部分の周りを固めるというのは、素手の時と同じように行っていただくというのがポイントです。


ジョイントするときのポイント

ジョイントするときのポイントは、

こちらは、パラコードの両端をわざとしっかりと焼かないで、くっ付けた場合の一例です。しっかり目に焼いてからくっ付けないと、全体が接着できずジョイント出来ていません。

両方の先端面、全体をしっかりと焼いてからくっつけるようにしましょう。


一方こちらは、くっ付けたあとに、指で押さえなかった場合の一例です。

このジョイントだと、くっ付いても少し引っ張ると外れてしまうくらい、強度がありません。

それに加えて、おうとつがあるため編み込んだときに、少しデコボコしてしまいます。なので、ジョイントするときは、くっ付けた後に必ず指で押さえて固めるのも、大切な作業となります。


補強の方法

一部分などが上手く、くっ付いていない部分がありましたら その部分だけを再度少しライターで焼いてから、

指で固めると、

補強することもできるので もし一部分が上手くジョイントできていない場合にはこちらの方法も おすすめです。


ジョイントした後の流れ

ジョイントした部分は、ずらして折り返し、編み込んでいくのが基本となります。


金具に取り付けるとこのようになります。


 

一例として、平編み(コブラ編み)で編み込んでいきたいと思います。



ジョイントした部分の上から完全に編み込まれました。

ジョイントした部分の上から編み込んでいくと、強度はかなり高くなって、かなり強い力で引っ張ったとしても、外れなくなります。

ジョイントした部分は、必ず編み込みの中に入れるようにするというのがポイントです。

パラコードhttps://amzn.to/3jj2kPA


材質の異なるコードのジョイント

パラコードをジョイント 溶着 くっつける

こちらは、左のパラコードがYouriadさんというメーカーの物で、

右が、Cheerlyさんというメーカーのパラコードをジョイントしています。

このように、それぞれ別々のメーカーのパラコードでジョイントすると、

しっかりとジョイントできたはずが、あっさりと取れてしまいました。

これは、メーカーの異なるパラコード同士をジョイントするときになりやすい現象です。

この2本のパラコードの材質は、ポリエステル製とナイロン製で異なるため、ジョイントが上手くいかないことがあります。

なのでできれば、ジョイントするときは同じメーカーのパラコードを使用するのが無難な選択かなと思います。メーカーが別々だと、必ずジョイント出来ないという訳ではありませんが、ジョイントしても簡単に外れてしまう場合があるので注意して下さい。


 

こちらは以前ご紹介した、パラコード編みで ジョイントの際に火傷をしないためのコツ!のYouTube(動画)バージョンになります。一応リンクも貼っておきます。https://youtu.be/ljRfT-bgL9E

 

「パラコードの編み方を(画像&編み方の名前で)まとめた 図鑑形式の記事もございます。詳細は、こちらをご参照ください」


まとめ

今回の記事では、パラコードをジョイントする方法についてご紹介しました。こちらは、2色編みのパラコードクラフトを作る際、頻繁に使う技術なので覚えておくと便利です。

パラコードの主な材質はナイロンなどの化学繊維なので、ライターなどで焼くと溶けて、熱が冷めると固まるという特徴があります。この性質を利用してジョイントすることができます。

火傷を防止できる、指サックをはめてのジョイント作業は、手軽に火傷のリスクを減らせますので ぜひ試してみてくださいね。

では、最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。


 

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