日本の伝統的な飾り結びの1つで、菊の花のような結び目が特徴です。
菊の花は、中国では昔から不老長寿の薬草と言われてきたため、この結びには延命長寿の意味もあります。
今回は、菊結びの結び方を解説していきます。
Japanese kiku-musubi tutorial.
記事内で 使用した材料や道具などの詳細は、こちらをご参照下さい。
菊結びの 特徴と意味
こちらの結び方には、縁結び、永遠、円満、延命長寿などの意味があり とても縁起の良い結び方になります。
「結び方の歴史・世界の結びと文化」についてまとめた、記事もございます。詳細は、こちらをご参照ください。
用途
上の画像のようにキーホルダーとして作ると、バッグやリュックなどに ぶら下げてキーホルダー(ストラップ)として使うこともできます。
キーホルダーの詳しい作り方は、記事の最後付近に詳細を載せておきます。
用意した紐
今回は、パラコードという紐を約1m20cm用意しました。結び慣れない内は長めに紐を用意すると結びやすいです。
キーホルダーとして作りたい場合も、およそ1m20cmの長さが用意できれば応用して作ることが可能です。
(紐状の物であれば、他の素材の紐でも問題なく結べます)
結び方
では早速、菊結びの結び方をご説明していきます。
はじめに紐を 先端を合わせて、半分に折り返します。
折り返した部分を 上向きにします。
折り返した部分を 上向きにしました。
ここで、左右の紐の部分を折り返します。
すると上の画像のように、十字のような形状が出来上がります。
次に上の部分を 右斜め下に、移動させます。
上の部分を 右斜め下に、移動させました、
今度は右の部分を 左斜め下に、移動させます。
右の部分を 左斜め下に、移動させました。
下の2本の紐を 左上に移動させます。
ここまでで、上の画像のような形が出来上がります。
左の輪の部分を 矢印のように通します。
通しました。
ここで 矢印の先の3つの輪を残すようにして、全体を引き締めます。(矢印の先の3つの輪を引っ張ります)
引き締めました。
矢印の先の輪が、真下を向くように全体を反転させます。
全体を 反転させました。
ここで一度、全体の結び目を緩めます。
結び目を 緩めました。(ここから最終的に、結び目を組んでいきます)
上の2本の紐を 右斜め下に、移動させます。
上の2本の紐を 右斜め下に、移動させました。
次に右の輪を 左斜め下に、移動させます。
右の輪を 左斜め下に、移動させました。
今度は下の輪を 左上に移動させます。
下の輪を 左上に移動させました。
最後に左の輪を 矢印の先の、縦の2本の結び目に通していきます。
上の画像のように通します。
通す位置は、このような感じです。
左の輪を 通しました。
結び目の 引き締め方
ここからは、結び目を引き締めて 形を整えていきます。
ここで矢印の先の 3つの輪を引っ張って、引き締めます。(3つの輪の大きさが出来るだけ均等になるように、引き締めていきましょう)
引き締めました。
3つの輪の大きさは、全て約2.5cmの長さになるように整えました。
結び目全体を縦向きにして、
矢印の先の4つの小さい輪も、広げるようにして それぞれ均等な大きさになるように整えます。
4つの小さい輪も整えました。
完成
整えたら、これで菊結びの完成です。
キーホルダーにする方法
作った結び目を応用して キーホルダーにする方法は、
詳しくは、こちらをご参照ください。
こちらは以前ご紹介した、菊結びの結び方!のYouTube(動画)バージョンになります。一応リンクも貼っておきます。https://youtu.be/0mjBiK3jPKQ
「ロープの結び方を(画像&結び方の名前で)まとめた 図鑑形式の記事もございます。詳細は、こちらをご参照ください」
まとめ
今回は、菊結びの結び方をご紹介しました。
結び方自体は、そこまで難しくはないかと思います。また引き締め方もクセがなく、引っ張るだけでおおよそ 形を整えることが出来るので 手軽に作りやすい印象でした。
均整の取れた綺麗な形で、見た目も華やかな印象ですよね。私は、普段 愛用しているバッグに キーホルダーとして吊り下げて使っています。
興味のある方は、ぜひ試してみてください。
では、最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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