パラコードとは?なに?材質・用途・芯の違いを徹底解説!

パラコードとは? なに? 材質 用途 芯の違い

【パラコードとは? / 実用的な使い方やパラコードクラフトの例もご紹介!】今回の記事では、パラコードというのは、どのような物なのか、どんな使い道(用途)があるのか、またどのような物が作れるのか詳しくご紹介していきたいと思います。

what is paracord.


パラコードとは?

パラコードというのは、パラシュートコードの略称のことです。

一般的にはパラシュートコードと言うよりも、パラコードと呼ばれることが多いです。

第二次世界大戦時代から、パラシュートのキャノピー(傘)と人を繋ぐロープ部分に使用されてきました。実際に軍でパラシュートで使われるものは、ミルスペックという軍規格のパラコードが使用されています。


内芯とは?

パラコードには、内芯という物があります。内芯というのはパラコードの内部にある芯のことです。一般的には5芯、7芯、9芯などの種類があります。(バリエーションは、メーカーによって変わりますが。)

パラコードとは? なに? 材質 用途 芯の違い

上の画像は、7芯のパラコードになります。数えてみると7本の芯があるのが確認できると思います。


パラコードとは? なに? 材質 用途 芯の違い

一方こちらは、9芯のパラコードです。合計9本の芯があります。


内芯の違い

内芯が多ければ多いほど当然強度は高いですが、9芯だと7芯よりも芯が多くなるため、若干太めになります。7芯と9芯が同じ太さの4mmと表記してあっても、実際に9芯が届いてから測ってみると、少し太いことが多いです。

私がいつも使っているパラコードは、7芯の4mmです。パラコードでブレスレットやキーホルダーなどを作ってみて、細すぎず太すぎず、丁度良かったのが、7芯でした。


耐荷重と強度

一般的にパラコードの耐荷重は約250kgと、かなり丈夫な紐です。パラシュートでは1本で吊り下がる訳ではなく、複数本で吊り下がるような構造になっています。

この耐荷重というのは、ゆっくりと荷重をかけた場合の数値になります。なので急な力が掛かったりすると切れてしまう場合があります。緊急時にパラコードを使ってぶら下がらなければならない状況では、1本ではなく、3本か4本に束ねて使用することが原則になります。

またパラコードは、クライミングや登山での命綱としては、使用できません。パラコードは、摩擦や熱に弱いという特徴があるので、岩などで擦れたりすると切れてしまいます。

パラコードとは? なに? 材質 用途 芯の違い

内芯の1本をほどくとさらに細かい芯で構成されています。


さらにほどくと、

パラコードとは? なに? 材質 用途 芯の違い

かなり細かい繊維で出来ていることが分かります。この繊維の集まりが丈夫なパラコードを構成しています。


材質

パラコードはナイロンやポリエステルなどの材質で作られている物があります。ナイロン製の物が丈夫ですが、ポリエステルなどで作られている物も多くあります。パラコードクラフト用なら私は、ポリエステルなどでも問題ない強度ではあると思います。

またパラコードの性質として、ライターなどで焼くと溶けて、


熱が冷えると固まるという特徴があります。この性質を利用して、パラコードクラフトなどでも、パラコードを切った後、ほつれないように先端を焼いて処理する、焼き止めという処理方法を使います。

パラコードは、強度が高く速乾性があり、キャンプやアウトドアなどでは、テントやタープのガイロープとして使用したり、洗濯物や食器類を吊るしたり、ばらけやすい薪やペグなどを縛ったりとアウトドアでの使用にもオススメです。

また、靴紐の代用として、靴にパラコードを通して使ったり、サバイバルでは内芯を綿状にほぐして、着火用の火口として使えたりと、使用用途は幅広くあります。


カラーバリエーション

パラコードは、このようなミリタリー調のカラーもありますが、


クラフト用のキレイ目な色や、女性向けなカワイイ感じの色のパラコードもあり、カラーバリエーションは、かなり豊富です。


クラフトできる作品例

ブレスレットや、(Sunctified編み)

キーホルダー(鍵のホルダー用)、(Shark jaw bone編み)

ストラップ、(スターノット)

リードや、(ラブラブ編み)

犬や猫(ワンちゃん&ネコちゃん)などの首輪、(Chesty Solomon)

ジッパータブ(Matthew walker knot)

ナイフや斧、鉈やハンマーなどの柄にパラコードを巻き付けることも出来ます。(2 Strand Ringbolt Hitch)

巻き付けると、持ちやすさ(滑り止め)や劣化防止などの効果もあります。

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まとめ

今回の記事では、パラコードとはどのような物なのか?についてご紹介しました。

パラコードクラフト以外にも、キャンプやアウトドアなどで使用することもでき、持っておくと、とても便利です。私は、ほとんどがクラフト用に消費することが多いですが、たまにキャンプなどでも使います。

パラコードは、売っている長さが一般的には、30mや50mなどのバリエーションがありますが、30mもあればかなり色々なものがクラフトできると思います。(一例としてブレスレットなら、平編み(コブラ編み)だと3m程あれば作れますので)

では、最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。

 


 

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