こちらの結び方は、引っ張られる力が加わるほどに結び目が締まっていくというのが特徴です。
とても素早く 支柱やポールなどに結び付けられて 強度もあり、ほどくのも一瞬で行えるという便利なロープワークです。
今回は、オッセル・ヒッチの結び方をご紹介します。
How to tie a ossel hitch tutorial.
特徴
構造がシンプルで、簡単に結べるという特徴があります。
結び目に、引っ張られる力が加わるほど締まっていく強固な結びというのも特筆すべき点です。
用途
支柱やポールにロープを結び付けたいときや、
犬などの動物を杭やポールなどに 一時的に繋いでおくとき、立ち木などにロープを結び付けたいときなどにも使えます。
結び方
では、オッセル・ヒッチの結び方をご説明していきます。
ロープを対象物の 裏から左に通します。
通したら、
左右の紐を 下に下ろします。
次に左の紐を 右の紐の下から、右に移動させます。
右に出した紐を そのまま左へ、
ここで、一度引き締めます。
引き締めました。
左の紐を 裏から右上に出して、右の紐の上から下に移動させます。
末端の紐を 折り返して、
折り返した状態で、下の結び目に(矢印のように)通していきます。
通しました。
あとは、引き締めます。
引き締めました。
完成
これで、オッセル・ヒッチの完成です。
注意点
最後に 折り返した紐を通すときには、必ず末端の紐が右側に来るようにしましょう。
そうしないと、ロープの太さによっては 引き締めても隙間が出来てしまい、ゆるみやすくなってしまう場合があります。
ほどき方
末端の紐を引っ張ると、
簡単に 解くことが出来ます。
撤収が楽な点も、この結び方のメリットですね。
簡単な結び方
ショートカットバージョンの簡単な結び方も、合わせてご紹介します。
はじめに 上の紐が短くなるようにして、対象物に合わせます。
次に左の部分を 裏から右に、移動させます。
末端の紐を 前から輪に通します。
通したら 長い方の紐を左に移動させて、引き締めます。
引き締めました。
末端の紐を 上方向に引っ張るようにしながら、
左の紐も、手前に引いていきます。すると、結び目が反転していきます。
(動きが理解できない場合には、下の方に動画もご紹介しておりますので そちらをご参照ください)再生時間は7分くらいの所です。
左の紐は、手前に引いていきながら右側に持っていきます。
結び目が反転すると、下の画像のようになります。
末端の紐を 右の紐の上から、下に移動させます。
末端の紐を 折り返した状態にします。(ここからは、先程と同じ結び方です)
折り返した状態でそのまま、下の結び目に通します。
通しました。
あとは、結び目を引き締めます。
引き締めました。
これで、オッセルヒッチの完成です。
慣れれば 最初の結び方より、素早く結ぶことが出来ますよ。
こちらは以前ご紹介した、オッセル・ヒッチの結び方のYouTube(動画)バージョンになります。一応リンクも貼っておきます。https://youtu.be/HkMB0ze2cb0
まとめ
今回は、オッセル・ヒッチの結び方をご紹介しました。
簡単な結び方で覚えやすく、強度もあり、ほどきやすいという 優秀なロープワークです。
支柱やポールにロープを結び付けたいときには、重宝しています。ぜひ試してみてくださいね。
では、最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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